Micromeritics Sub-Sieve AutoSizer II 5800
粒子径、表面積および粉体層の多孔質を測定するための、Fisher Model 95 Sub-Sieve Sizer(FSSS)をさらに近代化させた全自動分析装置
- 直感的なタッチスクリーンを搭載した組み込みコンピューター
- 高品質のマスフローコントローラーと高感度の変換器を使用して、最高水準の精度による空気圧の制御と監視を実現
- タッチスクリーンによるデータのリアルタイム監視と、わずか数分での測定結果の生成
- フィッシャーマッピングツールを使用して、フィッシャー径に相当する測定結果のレポートを作成
- 小さい占有スペース

MicromeriticsのSub-Sieve AutoSizer(SAS)IIは、通気性を用いて粒子径、表面積および粉体層の多孔質を測定します。
広く使用されているFisher Model 95 Subsieve Sizer(FSSS)を近代化させた直属の後継機であるSAS IIは、組み込みコンピューターとタッチスクリーンを使用して、研究室または製造現場で各種測定を容易かつ迅速に実行できます。 データは、保存および印刷できるほか、スプレッドシートやPDF形式にエクスポートできます。
SAS IIは、従来機(Fisher FSSS)と同様に、組み込みのフィッシャーマッピング機能を使用して、「フィッシャー径」に相当する測定結果を生成します。 通気性を用いた手法とFSSSは、多くの業界でベンチマークとして長年活用されているため、この機能は特に重要です。 多くの適用分野では、過去データと品質管理基準を活用しており、それらに相当する再現可能な測定結果を提供できる、モダンな基盤が不可欠となっています。
特長と利点:
- 卓越したソフトウェア – 装置の運用、データの取得と処理、レポートの作成およびシステムの統合において、世界基準を確立
- 迅速かつ容易な設定 – ステップバイステップのシンプルでわかりやすい設定手順により、パラメーターの見落としを防止
- リアルタイムのデータ表示 – 取得したデータを即時に確認でき、手法開発を簡素化
- フィッシャーマッピング – カスタマイズ可能なフィッシャー相関により、データの結合を最適化
- ASTMの承認 – アルミナ、シリカ、金属粉末および関連化合物の粒子径測定に関するASTM B330-12およびC721-14規格に完全準拠。 B330-15 – 金属粉末、C721-15 – Al2O3およびSiO2 – セラミックス、E2980 – 15 – 一般粒子径
- 全自動分析 – サンプルの圧縮と圧力の安定性はコンピューターによって制御されるため、高い再現性を実現
- レポート生成 – 企業ロゴや書体をカスタマイズできるPDFレポートを自動的に作成
- セキュリティ機能 – オプションのパスワード保護機能により、ユーザーIDにサンプルを紐づけて、設定パラメーターの不正変更を防止
- パワフルかつ直感的な新しいタッチスクリーン – ユーザーインターフェイスによって生産性を向上させ、SOPの作成や収集たデータの検索が容易に
仕様
物理的
高さ | 55 cm |
幅 | 50 cm |
奥行 | 38 cm |
重量 | 28 kg |
電気的
電圧 | 120~240 VAC |
周波数 | 50~60 Hz |
電力 | 1A |
粒子径の範囲
粒子径の範囲 | 0.2~75um |
多孔質の範囲
多孔質の範囲 | 0.2~0.9% |
圧縮精度
圧縮精度 | 0.05 mm未満 |
通気性を用いた粒子径測定とは
通気性を用いた手法は、粉体サンプルの比表面積(SSA)測定に広く用いられています。 この手法によって測定されたSSAは、医薬品や金属塗装、塗料、地質材料などの多様な業界で、有用なパラメーターとして活用されています。
MIC SAS IIは、デュアル圧力変換器を使用して、粉体充填層全体の圧力損失を測定します。 サンプルに注入する空気の流量を制御しながら、サンプルの複数の高さや多孔質を測定し、Kozney-Carmenの式を用いてSSAと平均粒子径を測定できます。
アクセサリー
アクセサリーの見積りソフトウェア
手順1 – SOPを作成する、または利用可能なSOPを確認するための標準操作手順
手順2 – ホーム画面: MIC SASのドロップダウンからSOPを選択し、サンプル情報を入力して「開始」をクリック
手順3a – 記録: 「サイズおよびSAサマリー」で収集したデータを確認
手順3b – 「記録」画面でレポートを表示し、収集したデータを確認
追加情報: 装置の確認(装置のステータスと手動コントロール)